米の美味しい研ぎ方！プロのようなお米のとぎかたや洗い方を伝授！

毎日の食卓に欠かせないお米。

その美味しさを引き立たせる工程が、実は炊く前の「研ぎ」にあるのをご存知でしょうか？

編集部

この記事では、プロのようなお米の美味しい研ぎ方や洗い方のコツを詳しくご紹介します。

お米を研ぐ理由とは？

お米を研ぐのには理由がありますが、実は昔と今ではその理由が少し異なります。

昔は精米技術が十分に発達しておらず、米の表面に大量の米ぬかが残っていたため、炊く前にしっかりと研いで落とす必要があったとされています。

対して、現在では精米技術が飛躍的に向上し、米の表面に残る米ぬかの量は大幅に減少したので、米ぬかをしっかりと落とす必要がなくなりました。

それではなぜ、今でもお米を研ぐ必要があるのでしょうか？

編集部

その理由は主に2つあります。

特に2つの目の理由について、お米にわずかな傷をつけることで、水分が米粒の内部まで均一に浸透しやすくなり、ふっくらと炊きあがることで、美味しさを引き立たせることができるのです。

このように、お米を研ぐ理由としては「洗浄」と「調整」の2つの目的を持っています。

お米を研ぐときは、このような目的があることを意識しながらやるようにしましょう。

基本の研ぎ方

プロのような美味しいお米の研ぎ方を学ぶ前に、まずは基本的な研ぎ方をおさらいしましょう。

1. STEP

   計量カップでお米を計量する

   お米を計量します。
   炊飯器に付属されている計量カップなどを使って、食べたい量のお米を量りましょう。

2. STEP

   最初の研ぎ

   計量したお米を軽く研ぎます。
   ボウルや炊飯器内釜に水を入れ、さっと水を流しながらお米全体を研ぎましょう。
   すすぎが終わったら水を捨てます。
   ※この段階ではまだ丁寧に洗う必要はありません。

3. STEP

   2回目の研ぎ

   再び水を入れ直し、2回目はお米を優しく、かつ丁寧に研ぎましょう。

4. STEP

   すすぎ

   2回目に研いだ後は、2〜3回水を替えて軽くすすぎます。
   水がほぼ透明になるまで繰り返しましょう。

5. STEP

   浸水

   最後に、適量の水を加えて30分程度浸水します。
   浸水をすることで、お米が水分を十分に吸収し、ふっくらと炊き上がります。

編集部

これらの基本ステップを押さえた上で、次はプロのようなテクニックを目指していきましょう。

プロのようなお米のとぎかた

編集部

ここからは、より美味しくなるお米の研ぎ方をご紹介します。

まるでプロのようなお米の研ぎ方をマスターすることで、より一層お米の美味しさを楽しむことができるでしょう。

正確にお米を計量する

プロが炊いたような美味しいご飯にするためには、まずは正確な計量から行います。

「だいたいこれくらいでしょ」といったざっくりとした量り方だと、プロのような出来上がりから遠ざかってしまいますよ！

編集部

お米を計量するときは以下のようなポイントを押さえましょう。

お米の品種によっては、粒の大きさや水加減が異なってきます。

そのお米の特性に合わせて正確に計量するように心がけましょう。

最初のすすぎは水の質と手早さが大事

最初のすすぎでは、水の質と手早さが大事！

以下のポイントを押さえてすすぎをしましょう。

ここで気をつけていただきたいのが、ボウルに先にお米を入れてから水を足すやり方を行う人がいますが、これはよくある間違いで、水の入ったボウルにお米を入れるのが正しいやり方です。

編集部

これは、最初の水はお米が吸収しやすい特徴を持っており、ヌカの匂いを吸収されないようにするためです。

お米を洗うときはやさしく研ぐ

いよいよお米を研ぐ作業です。

以下のポイントを押さえましょう。

編集部

ガシガシと力を入れて研ぐのは、お米が割れる原因になるため絶対にNGです。

また、水を張った状態でお米を研ぐのも、お米同士の摩擦が起きなくなるため、水をほぼ入れないようにするといいでしょう。

水の取り替え

水の取り替え回数も、美味しさに影響してきます。

以下のポイントを参考にしましょう。

水を何回も取り替えてしまうと、お米の旨味のほかにも栄養分が流れてしまうため、水の取り替えは最大でも3回までで留めるようにしましょう。

お米を研ぎ終わったらそのまま炊く

お米を研ぎ終わったら、そのまま炊きましょう。

分量に対しての水を入れ、可能であればミネラルウォーターを使うとより美味しく炊きあがります。

米をおいしくする研ぎ方のコツ

美味しいお米を炊くためには、お米を研ぐときに注意すべきポイントがあります。

編集部

ここでは、主にお米を洗うときに気をつけることをお話しします。

米を洗うときに気をつけること

お米を洗うときには以下の点に注意しましょう。

お米が乾燥したりひび割れの元になり、美味しさを損なう原因になってしまいます。

まとめ

美味しくなる研ぎ方で丁寧に研いだお米で炊いたご飯は格別に美味しいものです。

また、プロのような研ぎ方を実践すれば、きっと家族や友人から「このご飯、美味しいね！」って言ってもらえるはず。

編集部

美味しいご飯で、毎日の食卓をさらに豊かなものにしてください。