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TOP > マガジン > 食材 > いちごの糖質は?カロリーやダイエット中の食べ方も解説

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いちごって糖質が気になるけど、ダイエット中でも食べていいの?
どのくらいなら大丈夫なのかな?

いちごは、果物の中でも特に糖質が少なく、ダイエット中でも上手に取り入れやすい食材です。

また、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれており、美容や健康維持にも効果的です。

しかし、食べる量や時間帯、食べ方によっては、ダイエットの効果を妨げてしまう可能性もあります。

この記事では、いちごの糖質量や栄養価、効果的な食べ方について詳しく解説します。

編集部

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糖質を抑えながらいちごを楽しむコツや、おすすめのレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

いちごの糖質量はどれくらい?

いちごの糖質量はどれくらい?

ダイエット中や糖質制限をしている場合、いちごの糖質やカロリーを正しく理解することが大切です。

ここでは、いちごの糖質量とカロリーについて詳しく解説します。

いちご100gあたりの糖質量とカロリー

いちご(可食部100g)あたりのカロリーは約31kcal、糖質量は約7.1gとされています。

他の果物と比較しても低めの数値であり、ダイエット中でも適量を守れば食べやすい果物です。

以下の表では、いちごと他の果物の100gあたりのカロリーと糖質量を比較しています。

果物名カロリー(kcal)糖質量(g)
いちご317.1
バナナ8621.4
りんご5713.1
みかん4511.2
ブルーベリー499.6
編集部

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いちごは、バナナやりんごに比べて糖質が低く、カロリーも控えめなため、糖質制限中でも適量であれば摂取しやすい果物といえます。

いちごに含まれる栄養素

いちごに含まれる主な栄養素を以下の表にまとめました。

栄養素含有量(100g)主な効果
ビタミンC約62mg抗酸化作用があり、免疫力を高めるほか、美肌効果も期待できる
葉酸約90μg細胞分裂を促進し、特に妊娠中の栄養補給に役立つ
食物繊維約1.4g腸内環境を整え、便秘の予防に貢献する
カリウム約170mg体内のナトリウム排出を促し、むくみを防ぐ効果がある
ポリフェノール(アントシアニン)含有強い抗酸化作用を持ち、眼精疲労の軽減に役立つ
キシリトール含有虫歯予防に効果があり、口腔内環境を整える
参考:文部科学省「食品成分データベース」栃木県いちご情報サイト

いちごは ビタミンC を豊富に含み、 みかん(35mg/100g) よりも多く摂取することができます。

また、 葉酸 も多く含まれているため、妊娠中の女性にとって重要な栄養源となります。

さらに、 食物繊維やポリフェノール も含まれており、腸内環境の改善や抗酸化作用が期待できるため、美容や健康維持に適した果物です。

冷凍いちごや加工品の糖質は?

冷凍いちごは生のいちごとほぼ同じ糖質量ですが、いちごジャムやいちごアイスなどの加工品は砂糖が加えられるため、糖質が大幅に増えます。

また、冷凍過程での栄養価の損失もわずかで、ビタミンCなどの栄養素もしっかりと保持されています。

いちごの種類100gあたりの糖質量(g)
生のいちご約7.1
冷凍いちご(無糖)約7.1
いちごジャム約40
いちごアイス約25
いちごシロップ約65

糖質制限をしている方は、いちごジャムやいちごシロップなどを避け、冷凍いちごか生のいちごを選ぶようにしましょう。

冷凍いちごのメリット
  • 旬の時期に収穫された完熟いちごを使用

  • 長期保存が可能で便利

  • 生のいちごと同程度の栄養価

  • スムージーやデザート作りに最適

糖質を抑えたい場合は、加工品ではなく生のいちごや冷凍いちごを選ぶのがおすすめです。

編集部

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冷凍いちごは、スムージーやヨーグルトのトッピングとして手軽に使え、砂糖を使わずに自然な甘みを楽しめます。

いちごは糖質制限中でも食べられる?

いちごは糖質制限中でも食べられる?

糖質制限をしていると、果物の摂取に慎重になりがちですが、いちごは比較的糖質が低く、適量を守れば問題なく楽しむことができます。

ここでは、糖質制限中のいちごの摂取について詳しく解説します。

糖質制限とは?いちごはOK?

糖質制限とは、食事から摂取する糖質の量を減らし、血糖値の急上昇を防ぐ食事法の一つです。

一般的に、1日の糖質摂取量を 70~130g に抑えることが推奨されています。
(※参考:厚生労働省の食事ガイドライン

いちごは 100gあたり約7.1g の糖質を含んでおり、果物の中では比較的低糖質とされています。

編集部

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そのため、適切な量を守れば、糖質制限中でも食べることが可能です。

糖質制限中の1日の適量

糖質制限中にいちごを食べる際は、1日の総糖質摂取量を考慮し、適切な量を決めることが大切です。

一般的に、果物の摂取量の目安は 1日200g程度 とされています。
(※参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準」

いちごの1粒の重さは約15gで、糖質量は約 1.1gなので、1日10~15粒程度(糖質10~15g)に抑えれば、糖質制限の範囲内で楽しむことができます。

いちごの量重さ(g)糖質量(g)
5粒約75g約5.3
10粒約150g約10.7
15粒約225g約16.0
編集部

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いちごは 1粒あたり糖質1.1g なので、 10~15粒程度 ならOK!

ダイエット中のいちごの食べ方

ダイエット中にいちごを食べる際は、糖質やカロリーを抑えつつ、栄養を効率的に摂取する工夫が必要です。

食べ方メリット
朝食として食べる血糖値の上昇を抑え、満足感を得やすい
ヨーグルトと一緒にタンパク質と組み合わせることで腹持ちが良い
砂糖なしで食べる余分な糖質を摂取せず、自然な甘みを楽しめる
スムージーにする食物繊維を効率よく摂取できる

無糖ヨーグルトと組み合わせると、タンパク質も補給できるため、満足感がより持続しやすくなります。

また、いちご本来の自然な甘みを活かすため、砂糖を加えずにそのまま食べるのがおすすめです。

さらに、豆乳やアーモンドミルクと一緒にスムージーにすると、飲みやすくなり、栄養バランスも整います。

編集部

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いちごを健康的に楽しむためには、朝食や間食のタイミングで摂取し、無糖ヨーグルトやナッツと組み合わせるのが効果的です。

練乳やホイップクリームはOK?

いちごを食べる際、練乳やホイップクリームをつけると美味しくなりますが、これらは糖質量が多いため注意が必要です。

練乳は 10gあたり約5.7g の糖質を含み、ホイップクリーム(加糖)も 3.1g の糖質があります。

そのため、糖質制限中にいちごと一緒に食べるのは避けた方が良いでしょう。

食材10gあたりの糖質量(g)
練乳5.7
ホイップクリーム(加糖)3.1
無糖ホイップクリーム0.2

どうしても甘さをプラスしたい場合は、無糖のホイップクリームやヨーグルトを活用するのがおすすめです。

ダイエット中にいちごを食べる際の注意点

ダイエット中にいちごを食べる際の注意点

いちごは低カロリーでありながら、ビタミンCや食物繊維を豊富に含むため、ダイエット中でも取り入れやすい果物ですが、摂取量や食べる時間には注意が必要です。

ここでは、いちごを食べる際に注意すべきポイントについて解説します。

食べ過ぎるとどうなる?

いちごは果物の中でも糖質が比較的少ない部類に入りますが、食べ過ぎると以下のようなリスクがあります。

いちごを食べすぎることのリスク
  • 糖質の過剰摂取
    過剰に食べると1日の糖質摂取量が増え、ダイエットの妨げになる可能性があります。
  • 消化不良や下痢のリスク
    いちごには水分と食物繊維が豊富に含まれており、大量に摂取すると腸を刺激し、消化不良や下痢を引き起こすことがあります。(参考:日本消化器病学会
  • カリウムによる利尿作用
    いちごに含まれるカリウムには利尿作用があり、過剰に摂取すると頻尿を引き起こす可能性があります。

特に寝る前に多く食べると、夜間のトイレの回数が増えることが考えられます。

いちごの量重さ(g)糖質量(g)
5粒約75g約5.3
10粒約150g約10.7
15粒約225g約16.0

夜遅くに食べるのはNG?

いちご自体は低カロリーですが、夜遅くに食べることでダイエットに悪影響を及ぼす可能性があります。

夜遅くにいちごを食べるのがNGな理由
  • 夜22時以降BMAL1の働きにより、脂肪が蓄積されやすくなる
  • 活動量が低下する夜間は、カロリー消費が少なくなる
  • 寝る前の糖質摂取は、血糖値の急上昇を招きやすく、脂肪の合成を促進する
  • いちごは朝食や昼食時に摂るのがベスト

夜間(特に22時以降)は BMAL1(ビーマルワン)というたんぱく質の働きが活発になり、脂肪が蓄積されやすい時間帯とされています。(参考:厚生労働省

そのため、夜遅くにいちごを食べると、糖質がエネルギーとして消費されず、脂肪として体に蓄えられるリスクが高まります。

また日中は活動量が多いため、摂取したカロリーをエネルギーとして消費しやすいですが、夜間は運動量が減少するため、余分なエネルギーが消費されにくくなります(参考:日本スポーツ協会)。

さらに夜遅い時間帯に糖質を摂ると、血糖値が急上昇しやすくなり、インスリンの分泌が増加します。

インスリンは血糖値を下げる働きを持ちますが、同時に脂肪の合成を促進するため、寝る前の糖質摂取はダイエットには不向きです(参考:日本糖尿病学会)。

糖質オフいちごレシピ集

糖質オフいちごレシピ集

砂糖を使わずに楽しむヘルシーレシピを紹介します。

いちごとナッツのパワーヨーグルトボウル

栄養価が高く、朝食や間食に最適な「いちごとナッツのパワーヨーグルトボウル」。

いちごの甘酸っぱさとナッツの香ばしさが、クリーミーなヨーグルトと絶妙に調和するヘルシーな一品です。

材料(1人分)

  • いちご:100g
  • 無糖ヨーグルト:200g
  • ミックスナッツ:30g
  • シナモンパウダー:少々
  • はちみつ:小さじ1(お好みで)
作り方
  1. いちごをくし形にカット
  2. ヨーグルトにシナモンを混ぜる
  3. 器に重ねて盛り付け
  4. 刻んだナッツをトッピング
カロリー約250kcal
タンパク質12g
食物繊維5g

シナモンのスパイスがアクセントとなり、味に深みを与えます。

編集部

編集部

タンパク質や食物繊維を豊富に含むため、ダイエット中の食事や栄養バランスを意識した食生活にもおすすめです。

いちごとアボカドのスーパーフードサラダ

いちごの甘酸っぱさとアボカドのクリーミーな食感が絶妙に調和する「いちごとアボカドのスーパーフードサラダ」。

ベビーリーフの爽やかさにクルミの香ばしさが加わり、アクセントの効いた栄養バランスの良い一品です。

材料(2人分)

  • いちご:150g
  • アボカド:1個
  • ベビーリーフ:100g
  • クルミ:30g
  • バルサミコ酢:大さじ1
  • エクストラバージンオリーブオイル:大さじ1
  • 岩塩・黒こしょう:少々
作り方
  1. 材料を食べやすい大きさにカット
  2. ドレッシングを混ぜ合わせる
  3. 全材料を優しく和える
カロリー約300kcal
必須脂肪酸豊富
食物繊維8g

バルサミコ酢のコクとオリーブオイルのまろやかさが加わることで、風味豊かに仕上がります。

必須脂肪酸や食物繊維を豊富に含み、美容や健康を意識した食事に最適です。

糖質オフいちごスムージーボウル

いちごの甘酸っぱさとクリーミーなヨーグルトが調和した、ヘルシーで満足感のあるスムージーボウルです。

チアシードを加えることで、食物繊維やオメガ3脂肪酸をしっかり摂取でき、美容や健康を意識した朝食や軽食に最適です。

材料(1人分)

  • 冷凍いちご:150g
  • 無糖アーモンドミルク:100ml
  • 無糖ヨーグルト:100g
  • チアシード:大さじ1
  • トッピング用フレッシュいちご:50g
作り方
  1. 冷凍いちごとアーモンドミルク、ヨーグルトをブレンド
  2. チアシードを加えて軽く混ぜる
  3. ボウルに注ぎ、フレッシュいちごをトッピング
カロリー約200kcal
糖質15g
食物繊維7g

保存方法とワンポイントアドバイス

  • いちごの保存は、ヘタを取らずに清潔なペーパータオルで包み、密閉容器に入れて冷蔵保存
  • 食べる2時間前に冷蔵庫から出して室温に戻すと、甘みと香りが増します
  • 傷んだいちごは早めに取り除き、他のいちごへの影響を防ぎます
  • 冷凍保存する場合は、ヘタを取って洗い、水気をしっかり拭き取ってから冷凍保存袋に入れます
編集部

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これらのレシピや保存方法を活用することで、いちごの栄養価を最大限に活かしながら、糖質を抑えた健康的な食生活を楽しむことができます。

まとめ

いちご

いちごは、低糖質で栄養価が高く、適切な量を守れば、ダイエット中でも安心して楽しめる果物です。

ビタミンC、葉酸、食物繊維などの栄養素が豊富で、健康維持や美容にも効果的です。

いちごの上手な取り入れ方
  • 1日10〜15粒(糖質10〜15g)を目安に摂取
  • 夜遅い時間の摂取は避ける
  • 生のいちごか無糖の冷凍いちごを選ぶ
  • 砂糖を使わず、レモン汁や少量の塩で甘みを引き出す
  • ヨーグルトやサラダに取り入れて栄養バランスを整える

加工品は糖質が大幅に増えるため、なるべく避けて、生のいちごや冷凍いちごを選びましょう。

また、食べる時間帯や量にも気を付け、朝食や間食時に適量を摂取するのがおすすめです。

編集部

編集部

この記事で紹介したレシピや食べ方を参考に、いちごの栄養を上手に取り入れて、健康的なダイエットを続けていきましょう。