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ゆで卵ダイエットって本当に効果があるの?
正しい食べ方や注意点も知りたい。
ゆで卵には、低カロリーで良質なタンパク質が豊富なうえ、ビタミンやミネラルもバランスよく含まれており、健康的なダイエットをサポートする効果があります。
しかし、適切な摂取量や調理方法、食べ合わせについて正しく知らないと、期待する効果が得られない可能性があります。
この記事では、ゆで卵のダイエット効果や具体的な取り入れ方、注意点について詳しく解説します。

編集部
簡単に作れるヘルシーレシピも紹介するので、ゆで卵を使った効果的なダイエットの参考にしてください。
目次
ゆで卵のカロリーはどのくらい?ダイエットに影響は?

ダイエット中にゆで卵を取り入れる人は多いですが、カロリーや栄養バランスについて気になる方も多いはずです。
ここではゆで卵のカロリーや栄養成分、サイズごとの違い、生卵との比較について詳しく解説します。
ゆで卵1個のカロリーと栄養成分
ゆで卵1個(約50g)のカロリーは67kcalほど、糖質は0.2g と、糖質制限中でも取り入れやすい食品です。
また、卵は「完全栄養食品」とも呼ばれ、ビタミンCと食物繊維を除くほぼすべての栄養素を含んでいます。
栄養素 | 含有量 |
---|---|
エネルギー | 67kcal |
タンパク質 | 6.7g |
脂質 | 5.7g |
炭水化物 | 0.2g |
ビタミンA | 90.1μg |
ビタミンD | 1.33μg |
ビタミンE | 0.64mg |
ビタミンB1 | 0.03mg |
ビタミンB2 | 0.17mg |
ナイアシン | 0.05mg |
ビタミンB6 | 0.05mg |
ビタミンB12 | 0.53μg |
葉酸 | 25.4μg |
カリウム | 68.9mg |
カルシウム | 24.9mg |
マグネシウム | 5.8mg |
鉄 | 0.8mg |
亜鉛 | 0.58mg |

編集部
ダイエット中に必要な栄養素をバランスよく摂れるため、適量を守れば効果的な食材といえます。
- ゆで卵は 低糖質・高タンパク で、筋肉の維持や基礎代謝の向上に役立つ
- ビタミンB群 が豊富で、エネルギー代謝をサポート
- 鉄や亜鉛 などのミネラルも含まれ、美容や健康にも貢献
ゆで卵のサイズ別カロリー比較
卵のサイズによって、カロリーは変わります。
一般的なサイズごとのカロリーは、以下の通りです。
サイズ | 重量(可食部) | カロリー |
---|---|---|
S | 約40g | 約60kcal |
M | 約50g | 約74kcal |
L | 約60g | 約80kcal |
- サイズが大きくなるほど カロリーも増加 する
- ダイエット中は Mサイズ以下 を選ぶと摂取カロリーを抑えやすい
- 栄養価に大きな違いはないため、 食べる量の管理が大切
生卵とゆで卵のカロリーの違い
生卵とゆで卵のカロリーには、わずかな差があります。
生卵1個(約50g)のカロリーは 71kcal、ゆで卵1個(約50g)は 67kcal です。
この差は、調理による水分量の変化により生じるものです。
卵の種類 | 1個(約50g)のカロリー |
---|---|
生卵 | 71kcal |
ゆで卵 | 67kcal |
生卵とゆで卵のカロリー差は小さいため、どちらを食べても問題ありません。
- ゆで卵の方が 水分量が多く、若干カロリーが低い
- 目玉焼きやオムレツにすると 油の使用量によりカロリーが増加
- ダイエット中は 調理方法に注意 すると余分なカロリーを抑えられる
ゆで卵がダイエットに向いている理由

ゆで卵がダイエットに向いている理由として、高タンパク・低糖質であること、腹持ちが良く間食を防げること、コレステロールの影響が比較的少ないことなどが挙げられます。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
高タンパク・低糖質で太りにくい
ゆで卵は、筋肉の材料となる良質なタンパク質を豊富に含んでおり、1個(約50g)あたり 約6.7gのタンパク質 を摂取できます。
また糖質は約0.2gと極めて少なく、血糖値の急上昇を防ぐため、脂肪が蓄積されにくいです。
- 高タンパク質で筋肉量を維持しやすい
- 低糖質なので、脂肪の蓄積を防ぎやすい
- アミノ酸バランスが良いため、健康的にダイエットできる
腹持ちが良く、間食を減らせる
ゆで卵は消化に時間がかかるため、腹持ちが良い食品として知られています。
これは、卵のタンパク質が熱変性し、胃の中でゆっくりと消化されるためです。
そのため、ゆで卵を食べることで空腹感を抑え、間食や過食を防ぐ効果が期待できます。

編集部
これは、ダイエット中にありがちな「すぐにお腹がすく」状態を防ぐのに役立ちます。
- 朝食にゆで卵を食べる:1日の食事量を抑えやすくなる
- 間食として取り入れる:高カロリーなスナックを避けられる
- サラダやスープに加える:バランスの良い食事ができる
腹持ちの良さを生かせば、1日の摂取カロリーを無理なくコントロールできます。
コレステロールの影響は?食べすぎに注意
卵にはコレステロールが多く含まれていますが、食事由来のコレステロールは血中コレステロール値に大きな影響を与えにくいことが明らかになっています。
しかし卵黄には脂質も多く含まれるため、食べすぎるとカロリーオーバーにつながる可能性があります。

編集部
すでに高コレステロール血症の方や心血管疾患のリスクがある方は、1日の摂取量を 2~3個までに抑えるのが望ましいです。
栄養素 | 含有量 |
---|---|
コレステロール | 186mg |
タンパク質 | 6.7g |
脂質 | 5.7g |
ゆで卵ダイエットの注意点とデメリット

ゆで卵ダイエットは手軽に始められる一方で、いくつかの注意点やデメリットがあります。
ここでは、それぞれの問題点と対策について詳しく解説します。
食べすぎるとコレステロールが上がる?
ゆで卵は栄養価の高い食品ですが、卵黄にはコレステロールが多く含まれているため、食べすぎには注意が必要です。
しかし、食事からのコレステロール摂取が、血中コレステロール値に与える影響はそれほど大きくないことが分かってきおり、1日2~3個程度であれば問題ないとされています。
状態 | 1日の卵摂取目安 |
---|---|
健康な成人 | 2~3個 |
コレステロールが高めの人 | 1~2個 |
心血管疾患のリスクがある人 | 医師に相談 |

編集部
すでにコレステロール値が高い人や心血管系の疾患がある人は、医師と相談しながら摂取量を調整しましょう。
便秘を防ぐための工夫
ゆで卵は食物繊維をほとんど含まないため、単品で食べ続けると便秘を引き起こす可能性があります。
便秘を防ぐためには、食物繊維を豊富に含む食品を一緒に摂ることが大切です。
以下に、便秘対策に役立つ食品を紹介します。
食品名 | 食物繊維量(100gあたり) |
---|---|
ひじき | 約43g |
切り干し大根 | 約20g |
ブロッコリー | 約4.4g |
玄米 | 約3.0g |
さらに水分補給も重要で、朝にコップ1杯の水を飲む習慣をつけると、腸の動きを促進しやすくなります。
また、適度な運動も腸の活動を活発にするため、ウォーキングやストレッチを取り入れるのも効果的です。
- 食物繊維の多い食品を積極的に摂る
- 1日1.5~2Lの水を飲む
- 軽い運動で腸の動きを活性化

編集部
これらを意識することで、ゆで卵ダイエット中の便秘リスクを減らせます。
飽きずに続けるためのアレンジ方法
毎日ゆで卵をそのまま食べるだけでは、味に飽きてしまう可能性があります。
飽きずに続けるためには、調味料を工夫したり、他の食材と組み合わせたりすることで、バリエーションを増やすことが大切です。
- 味付けを変えて飽きにくくする
- 食感や風味を変える工夫をする
- スープやサラダに加えて食べ方を変える
アレンジを加えることで、ゆで卵ダイエットを無理なく継続しやすくなるでしょう。
ダイエットにおすすめのゆで卵レシピ

基本の半熟・固ゆで卵の作り方
ゆで卵は茹で加減によって食感や栄養価が変わるため、さまざまな楽しみ方ができます。
半熟卵は消化吸収が良く、固ゆで卵は満腹感が持続するのが特徴です。
材料
- 卵:お好みの個数
- 水:卵が完全に浸かる量
- お酢:小さじ1(殻をむきやすくするため)
- 室温に戻した卵を使用する
- 鍋に水とお酢を入れ、沸騰させる
- 沸騰したら弱火にし、卵を静かに入れる
- 半熟:6分、固ゆで:8分茹でる
- 氷水にとって冷やし、殻をむく
- 室温の卵を使うことで、殻が割れにくくなる
- お酢を加えることで、殻がむきやすくなる
- 茹で上がったら必ず氷水で冷やし、余熱で火が入りすぎるのを防ぐ
ゆで卵とブロッコリーのサラダ
ゆで卵とブロッコリーのサラダは、低カロリーでありながら、食物繊維とタンパク質を豊富に含む、栄養バランスの良い一品です。
材料(2人分)
- ゆで卵:2個
- ブロッコリー:1個
- プチトマト:6個
- 玉ねぎ:1/4個
- オリーブオイル:大さじ1
- レモン汁:小さじ2
- 塩:小さじ1/4
- 黒こしょう:適量
- ブロッコリーを小房に分け、塩茹でする
- 玉ねぎは薄切りにし、水にさらす
- プチトマトは2等分に切る
- ゆで卵は4等分に切る
- オリーブオイル、レモン汁、塩を混ぜてドレッシングを作る
- 全ての材料を和え、黒こしょうを振って完成
- ブロッコリーは食べやすい大きさに切り、しっかり茹でることで消化を助ける
- 玉ねぎは水にさらすことで辛味を抑え、食べやすくなる
- レモン汁を加えることで、さっぱりとした味わいに
さらに、ゆで卵のタンパク質とブロッコリーの食物繊維を組み合わせることで、満腹感が持続しやすくなります。

編集部
そのため、ダイエット中の空腹感を和らげる効果も期待できます。
タンパク質たっぷり!鶏肉とゆで卵の煮物
鶏肉とゆで卵の煮物は、2種類の食材から良質なタンパク質を効率よく摂取できる、ダイエット中におすすめの一品です。
材料(2人分)
- 鶏むね肉:200g
- ゆで卵:2個
- 玉ねぎ:1個
- しめじ:1パック
- ☆醤油:大さじ2
- ☆みりん:大さじ1
- ☆酒:大さじ1
- ☆だし汁:200ml
- 生姜:1かけ
- 小ねぎ:適量
- 鶏むね肉は一口大に切り、玉ねぎはくし切りにする
- しめじは小房に分け、生姜は千切りにする
- 鍋に☆の調味料を入れて火にかけ、沸騰したら鶏肉を入れる
- 鶏肉の色が変わったら、玉ねぎとしめじを加える
- 野菜が柔らかくなったら、ゆで卵を加えて5分程度煮る
- 器に盛り、千切り生姜と小口切りにした小ねぎを散らす
- 鶏むね肉は一口大に揃えることで、火の通りが均一になる
- だし汁を使うことで、減塩しても美味しく仕上がる
- 生姜と小ねぎの香りで食欲を刺激し、代謝アップも期待できるレモン汁を加えることで、さっぱりとした味わいに

編集部
じっくり煮込むことで柔らかくなり、食べやすくなるうえに、満腹感が長く続くため、食事制限中の方におすすめです。
まとめ

ゆで卵ダイエットは、低カロリーながら良質なタンパク質が豊富で、満腹感が持続し、代謝機能を高めることができる食材です。
タンパク質やビタミンB群、ミネラルなどの栄養素が相乗的に働き、ダイエットに向いています。
- 1個約67kcalと低カロリーで、タンパク質による満腹感が持続する
- 低糖質(0.2g)で血糖値の急上昇を防ぎ、脂肪の蓄積を防ぐ
- ビタミンB群が豊富で、エネルギー代謝を促進する
- 鉄分や亜鉛などのミネラルが、基礎代謝の向上をサポート
- コレステロール値への影響は限定的で、適量なら安心して摂取できる
ただし、食物繊維を含まないため野菜との組み合わせが重要で、コレステロール値が高めの人は1日1〜2個までにするなど、体調に合わせた適量を守ることが大切です。

編集部
ブロッコリーや鶏むね肉などと組み合わせることで、より効果的なダイエットを実現できます。