ラクトアイスはなぜ体に悪いの？その危険性やアイスクリームとの違いを解説！

「ラクトアイスはなぜ体に悪いと言われているの？理由が知りたい！」

スーパーやコンビニでよく見かけるアイスクリームは種類が豊富で、何を買おうか迷いますよね。

しかし、巷ではラクトアイスが体に悪いと言われているのをご存じでしょうか。

本記事では、なぜラクトアイスが体に悪いのかを、さまざまな角度から詳しく解説します。

また「食べすぎるとどうなるのか」「どのくらいの頻度で食べれば良いのか」も併せてお伝えします。

アイスが好きだけれど健康面が気になるという人は、ぜひ参考にしてください。

ラクトアイスとは？

ラクトアイスとは、アイスクリームの中でも乳脂肪分が3%以上10%未満のものを意味します。

他の種類のアイスクリームと比較した場合に乳脂肪分が少ないため、ラクトアイスは軽い口当たりでさっぱりと食べられるでしょう。

またラクトアイスは乳脂肪分が控えめでカロリーが低いので、健康を意識している人に選ばれる傾向があります。

ただし風味の点では、乳脂肪分をふんだんに使ったアイスクリームやアイスミルクには及びません。

そのため、濃厚な味を求めている人にとっては、ラクトアイスが物足りないと感じる場合もあるでしょう。

アイスクリーム、アイスミルク、氷菓との違い

アイスクリームは、食品衛生法によって「アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイス・氷菓」の4種類に分類されています。

またアイスクリームを分類する基準は乳固形分と乳脂肪分を含む割合であることを、厚生労働省が定めています。

それぞれで味や触感が異なるため、特徴をしっかりと理解して自分の好みで商品を選ぶと良いでしょう。

ここからは、ラクトアイスと他のアイスクリームとの違いをわかりやすく解説します。

アイスクリームとの違い

ラクトアイスとアイスクリームは、風味の点で大きな違いがあります。

アイスクリームには乳脂肪分が8%以上、乳固形分が15%以上も含まれているので、なめらかでリッチな味わいが特徴です。

反対にラクトアイスは乳固形分を3%含むだけなので、アイスクリームに比べるととても軽くさっぱりとしています。

アイスミルクとの違い

ラクトアイスとアイスミルクは、味わいに違いがあります。

アイスミルクは、含まれる乳固形分や乳脂肪分の含有割合の点でちょうどアイスクリームとラクトアイスの中間の位置づけとなっています。

そのため、ラクトアイスよりもクリーミーな風味が楽しめるでしょう。

ただしアイスクリームに比べると、アイスミルクは軽い仕上がりとなっています。

氷菓との違い

ラクトアイスと氷菓の違いは、食感だといえます。

ラクトアイスは乳脂肪分を含むため、口当たりがなめらかです。

一方で氷がベースとなる氷菓は、乳成分をほとんど含みません。

そのため氷菓はシャリシャリとした爽やかな食感となっており、ラクトアイスとは違った味わいを楽しめます。

編集部

アイスクリームは種類によって味や食感に違いがあるので、好みに合わせて選んでくださいね。

ラクトアイスはなぜ体に悪いの？ラクトアイスのデメリットとは

スーパーやコンビニで手軽に買えるラクトアイスですが、一体なぜ体に悪いと言われるのでしょうか。

ここでは、ラクトアイスのデメリットについて詳しく解説します。

添加物が使用されている

ラクトアイスが体に悪いと言われるのは、添加物が使用されているからです。

アイスクリームの種類の中で乳脂肪分が少ないラクトアイスには、風味を増すために植物油が使われています。

そのため、ラクトアイスの成分を安定させるために「安定剤」や「乳化剤」といった添加物が必要になるのです。

しかし食品添加物には、長期的に摂取することで消化不良やアレルギー反応といった健康被害を引き起こす可能性があります。

乳脂肪分を補うために添加物が含まれていることが、ラクトアイスのデメリットだといえるでしょう。

植物油が含まれている

ラクトアイスのデメリットとして、植物油が含まれていることがあげられます。

ラクトアイスは、低脂肪であっても風味豊かに仕上がるように、植物性油を使用しています。

しかし植物性油にはトランス脂肪酸が含まれている場合があるため、健康に悪影響があると考えられているのです。

植物油に含まれるトランス脂肪酸のデメリットは、以下の通りです。

ただし、度を越して多量にラクトアイスを食べなければ、こうした健康被害が起こることはありません。

植物油を含むことはラクトアイスのデメリットではありますが、適量を楽しむ程度であれば安心できるといえるでしょう。

油や砂糖を多く含んでいる

ラクトアイスが体に悪いといわれるのは、油や砂糖を多く含んでいるからです。

脂肪分が少ないラクトアイスは、味や風味をアップさせるために油や砂糖を使います。

しかし油や砂糖を過剰摂取することは、健康の面ではデメリットとなります。

油の摂りすぎは肥満の、砂糖の摂りすぎは糖尿病やうつ病の原因となり得るため、食べ過ぎには注意が必要だといえるでしょう。

栄養価が低い

ラクトアイスのデメリットは、栄養価が低いことだといえます。

乳脂肪をふんだんに使っているアイスクリームには、カルシウムやビタミンといった乳製品由来の栄養素が含まれています。

しかしラクトアイスには乳脂肪分があまり含まれていないため、栄養面ではアイスクリームに劣るといえるでしょう。

そのため、栄養価だけを考えるのであれば、ラクトアイスを食べるメリットは少ないと考えられます。

ラクトアイスはあくまでも嗜好品なので、栄養価には期待ができないといえます。

ラクトアイスを食べすぎるとどうなる？

ラクトアイスには乳脂肪分の代わりに油や砂糖を使っているため、体に悪い影響を及ぼす可能性があります。

ここでは、ラクトアイスを食べすぎるとどうなるのかを詳しく解説します。

肥満になる

ラクトアイスを食べすぎると、肥満になる恐れがあるでしょう。

油と砂糖を多く含むラクトアイスはカロリーが高いため、過剰摂取すると体重増加につながります。

ラクトアイスは口当たりも軽く美味しいのでつい食べすぎてしまいますが、健康を考えるなら適度な量を守ることが大切です。

またラクトアイスを食べて余分なカロリーが溜まることが心配であれば、運動量を上げるなどの工夫も必要となるでしょう。

生活習慣病になる

ラクトアイスを食べすぎると、生活習慣病になる可能性が高まります。

なぜならば、ラクトアイスに含まれる糖分を過剰に摂取すると、血糖値が上がり、糖尿病のリスクが上がるからです。

また油を多く含むラクトアイスを習慣的に食べていると、コレステロールが上がる恐れもあるでしょう。

ラクトアイスはあくまでも嗜好品であることを理解して、食べすぎないように心がけることが大切です。

栄養バランスが崩れる

ラクトアイスを食べすぎると、栄養バランスを崩すリスクがあります。

乳脂肪分をほとんど使っていないラクトアイスは、カルシウムやビタミンといった乳製品由来の栄養素を含みません。

そのため、栄養バランスを考えると食べすぎることにメリットはないといえるでしょう。

また糖分や脂肪を多く含みカロリーが高いラクトアイスを食べすぎると、他の食事が入らなくなり、さらに栄養バランスが崩れる可能性があります。

虫歯になる

ラクトアイスを食べすぎると、虫歯になる可能性が高まります。

ラクトアイスを食べれば食べるほど、口内に糖分が長時間残ることとなります。

虫歯の原因となる細菌は糖分を栄養として活動しているため、結果として虫歯になるリスクが上がるのです。

虫歯にならないためには、ラクトアイスを食べる回数を減らしたり、食べたらすぐに歯磨きをする習慣を心がけることがおすすめです。

冷え性になる

ラクトアイスを食べすぎると、冷え性が悪化する恐れがあります。

ラクトアイスは冷たい食べ物なので、過剰摂取すると体温が下がってしまうでしょう。

体の内側から冷えることで代謝が下がり、冷え性が進行する恐れも。

体温の低下は免疫を弱めて健康を悪化させるため、食べすぎには注意が必要です。

編集部

ラクトアイスには体に悪いとされるデメリットがあるため、食べ方を工夫することが大切になりますよ。

ラクトアイスを選ぶときのポイントや食べる頻度について

比較的安価でさっぱりとした美味しさが人気のラクトアイスですが、健康の面では選び方に注意が必要です。

ここでは、ラクトアイスを選ぶ場合のポイントやどのくらいの頻度で食べれば良いのかをお伝えします。

ラクトアイスを選ぶポイント

ラクトアイスを選ぶ際は、健康面への影響を考えながら選ぶことが大切です。

ここでは、ラクトアイスを選ぶ際に注意すべきポイントを紹介します。

成分表を確認する

ラクトアイスを選ぶときは、成分表を確認することがポイントです。

アイスクリームと違って乳脂肪分の含有量が少ないラクトアイスは、味を良くするために以下のような油や添加物を使用している場合がほとんどです。

そのため、ラクトアイスを買う場合は成分表で何が含まれているのかをしっかりとチェックすることが大切です。

もし添加物が気になる場合は、無添加のアイスクリームを選ぶと良いでしょう。

カロリーや脂肪分をチェックする

ラクトアイスを選ぶポイントとして、カロリーや脂肪分をチェックすることがあげられます。

ラクトアイスには植物油や砂糖が多く含まれているので、食べすぎると一日の摂取カロリーを超えてしまうことがあります。

その結果、肥満や生活習慣病を引き起こすリスクが高まるのです。

ラクトアイスを選ぶときはカロリーや脂肪分を見て、自分の食生活にあった商品を買うことが大切です。

価格が安いものには注意する

ラクトアイスを選ぶときは、価格の安いものに注意することがポイントです。

アイスクリームに比べるとラクトアイスは安いので、手に取りやすいと思いますよね。

しかしラクトアイスが安いのは、高価な乳脂肪分の代わりに植物油を使用しているから。

あまりにも安いラクトアイスには植物油が多く含まれており、それに伴って添加物の量も増える傾向があるでしょう。

安いラクトアイスを買う場合は、健康を害するような内容になっていないか確認が必要です。

パッケージの情報を見る

ラクトアイスを選ぶ際のポイントは、パッケージの情報をしっかりと見ることです。

ラクトアイスのパッケージに表示されている情報は、以下の通りです。

もしかしたら、パッケージに書かれてある情報を詳しく見たことがないという人がいるかもしれません。

しかしラクトアイスが体に悪いかどうかを判断するには、正しい情報を知ることが重要です。

パッケージには私たちの健康に関する重要な情報が書かれているため、購入前にチェックしてくださいね。

ラクトアイスを食べる頻度

手軽に買えて美味しいラクトアイスですが、健康面ではデメリットがあるため食べる頻度には注意が必要です。

植物油や砂糖を多く含むラクトアイスの過剰摂取は、生活習慣病や肥満のリスクを高める恐れがあるでしょう。

そのため、理想としてはラクトアイスを食べる頻度は週に1〜2回にして、バランスの取れた食生活を意識することが大切です。

しかし毎日食べるのは体に悪いとわかっていても、アイスクリームを食べたいという人もいますよね。

そんな時は、ラクトアイスを買うのではなく自分で健康に良いアイスを作るのがおすすめです。

編集部

次に、簡単に作れるアイスクリームのレシピを紹介するのでぜひチェックしてくださいね。

手作りアイスの作り方

市販のラクトアイスは体に悪い影響を及ぼす恐れがありますが、手作りアイスなら安心です。

ここでは、自宅で手軽に作れるアイスの作り方を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

バニラアイス

バニラアイスは、誰もが好きな定番のアイスクリームですよね。

たった4つの材料で簡単に作れるので、ぜひ作ってみてください。

バニラアイスを美味しく作るコツは、こまめにかき混ぜること。

しっかりと固まるまでに繰り返しかき混ぜて空気を含ませることで、なめらかな口当たりのアイスに仕上がります。

ヨーグルトのアイス

ヨーグルトのアイスは、豆乳と蜂蜜を使っているのでヘルシーなのが特徴。

罪悪感なく食べられる、ダイエットや美容に嬉しいアイスです。

このレシピは蜂蜜を使っているので、1歳未満のお子様には食べさせないでください。

もし1歳未満のお子様に食べさせる場合は、蜂蜜を砂糖に変えるのがおすすめです。

抹茶のアイス

抹茶のアイスは、爽やかな風味が特徴です。

混ぜて冷やすだけの簡単レシピなので、ぜひ作ってみてくださいね。

抹茶アイスを美味しく仕上げるには、材料をしっかりと混ぜることがポイントです。

泡だて器で混ぜても良いですが、もしあればミキサーを使うとなめらかな食感のアイスに仕上がります。

クッキー＆クリームアイス

クッキー＆クリームアイスは、大人から子供まで誰もが好きなフレーバーですよね。

あっという間に作れるレシピなので、ぜひ試してください。

使用するクッキーによって味がさまざまに変わるので、好みのものを使いましょう。

また材料を混ぜ合わせる場合は、ミキサーを使うと仕上がりがなめらかです。

編集部

どれも簡単に作れて安心安全なアイスばかりなので、健康を意識している人はぜひ作ってみてくださいね。

ラクトアイスが危険と言われるのは嘘ではないが、嗜好品として楽しむ程度であれば大丈夫！

ラクトアイスには植物油や砂糖が多く含まれるため、危険と言われるのは嘘ではありません。

ラクトアイスは、食べすぎると肥満や生活習慣病を引き起こす可能性が高まると考えられています。

しかし過剰な摂取を控えてバランスの良い食事や適切な運動を心がければ、深刻な問題はないといえるでしょう。

嗜好品として頻度を考えながら楽しめば、ラクトアイスが健康に悪い影響を与えることはないのです。

もしラクトアイスの危険性を気にする場合は、安全で美味しい手作りアイスのレシピを紹介しているので、そちらも参考にしてください。